2020 年の振り返りと 2021 年にやりたいこと

2021-01-04

コロナ禍で迎えた年末年始

年末は桃鉄のオンライン対戦をしたり、 ビデオチャットで忘年会したり、やたらサーモン丼の LINE スタンプを使ってくる友人に対抗して雑なサーモン丼の 3D モデリングをするなどして過ごした。

雑なサーモン丼の 3D モデリング

雑なサーモン丼の 3D モデリング

年始も基本的に家でのんびり過ごし、毎年家族で行く初詣なども今年は行かなかった。

2020 年の個人的な振り返り

2020 年という年を語るには、コロナウイルスの流行というテーマは切っても切り離せないものだろう。 仕事も早々にフルリモートへと切り替わったため、家で過ごすことが多くなった。というか、一年中ほぼ家に居た。

自分は幸いにもゲーム開発者という、リモートでも比較的仕事に影響が出にくい業種であったのと、 もともと家で過ごすのが好きな超インドア派であったため、いわゆる「自粛」に関するストレスを受けにくい人間であった。 むしろ僕のような人間が積極的に家にこもって感染抑止に貢献しなくては、という使命感 すら覚えた。

インドア派とは言え休みの日に友人を家に招いて遊んだりボードゲーム会をしたりという趣味はあったので それができなくなってしまったのは残念だったが、そこはビデオチャットで補いつつ慎ましやかに過ごした。 インターネットが普及した時代に生きれて幸運だった、と 48 時間に 1 回くらいは思った。

ちなみにボードゲームができなくなったので、ウミガメのスープ (水平思考のクイズゲーム) にハマったりもした。 これは会話だけでできる遊びなので、ビデオチャットで雑談の合間にちょっとやるのに向いている。 そういう「リモートでもできるものってなんだろう」みたいなことをよく考える一年でもあった。

家でゲーム開発した一年

…という時世であったが、振り返ると 2020 年は本当にずっと 家でゲームを作って過ごす毎日 だった。 日中は仕事のゲーム開発をして、夜や土日は趣味のゲーム開発を行う。その繰り返し。 リモートワークもしばらく続く見込みなので、2021 年も同じような生活になりそうだ。

1 年前に書いた 2019 年の振り返りでは、 「能力的・経済的に強くなるために、本業も頑張りつつプライベートでもゲームを作る」 ということを書いていたが、その指針は今でも変わらない:

なので 2020 年の過ごし方は指針に沿ったものになっていたと言える。 むしろリモートワークで通勤時間がなくなったのと、 コロナ禍によって家で一人で過ごす時間が増えたことで個人プロジェクトに割ける時間が増えて、開発は捗った。

ゲーム開発の技術面

技術面ではこの一年で 3D やレンダリングまわり(シェーダとか)をよくやるようになった。 5 月頃に blender を練習して初めてのキャラモデリングに挑戦したのがターニングポイントだったと思う:

ここから 3D の世界でキャラを歩かせるのが楽しくなって、 3D マップを作ったり画面の描画を整えたりするのをもくもくとやるようになった。

今は 3D のゲームを作っていて、まずはフレームワークレイヤーとかシェーダを書いたり BGM を作ったりして足回りを整えている。 以下はゲームというより技術デモだが、この一年でこういうのを作っていたよ、というのをまとめた動画だ:

自分はこれまで 3D とかグラフィックスまわりは経験が少なくてあまり得意ではなかったのだが、 上記の動画のようなものをスクラッチで自作することで結構自信がついた。 少なくとも一年前にはこのようなものは自分には作れていなかったので、成長できた気がする。

これまでやっていなかったことをやると、成長実感を感じやすい。 レベル 1 から 2 に上がるのは 31 から 32 に上がるのよりも必要経験値が少なく、数字の変化も大きいからだ。

サイトも更新した

個人開発のゲームは完成するまでに時間がかかる。 小まめにアウトプットするためにサイトを時々更新するようにしよう、というのは心がけていたが、 2020 年前半はあんまり技術的な記事が書けなかった。

が、途中で
「このゲームが完成したら俺、サイトに技術記事とか書くんだ」とか思ってると一生技術記事書かないで終わりそう だなということに気づいて、日々の開発日記みたいなレベルでいいからちょっとしたことでも書くようにしようと思い直した。

これが結構良くて、一機能実装したらサイトにまとめて記録、みたいなリズムが生まれて開発がより楽しくなった。 また、サイトの記事としてアウトプットが見える形で積み上がっていくので、かなりの YTRK (やってる感) が得られた。

2020 年には 70 個の記事を更新した。なかなか頑張ったほうじゃないかと思う:

開発記録をサイトに残すと、後から見返したときに 「ああ、この頃はこれに取り組んでたっけ」と時系列で振り返れるので面白い。

2021 年にやりたいこと

作っているゲームを完成させてリリースする、 これに尽きる。

まずは 3D の習作的な小さいゲームを 1 本完成させて、 そのコードベースを活かしてもうちょっとボリュームのあるゲームをさらにもう 1 本作る、というのが目標だ。

アウトプットは正義だ。 何はともあれ完成させてリリースしたい。 全てはそこから始まると思う。

ある時ふと当たり前のことに気づいたが、 僕のゲームは僕が作ってあげないと完成しない のだ。
だから僕は僕のゲームを作ろう。


今年もよろしくお願いします。