【ボドゲプレイログ】ニューフロンティア他
2020-02-16
時々、友人を招いて我が家でボードゲーム会をしている。
先日遊んだボードゲームを記録しておこう。
ニューフロンティア
- 宇宙を開拓するゲーム
- 技術を発展させ、新しい惑星を探して移住し、製品を生産して交易する SF 系拡大再生産ゲーム
- 「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」 というシリーズの一作
- もともとカードゲーム版があり、ダイスを使った 「ロール・フォー・ザ・ギャラクシー」 という作品もある
- ニューフロンティアは最近日本語版が発売されたばかりの新作で、レース・フォー・ザ・ギャラクシーのボードゲーム版、という位置づけ
- コンポーネントが豪華な大型ゲームで、自分のボードがどんどん拡張されていく様が楽しい
- 惑星で生産する「製品」コマが やたらと豪華
- 普通のゲームだったら小さな木のキューブで済まされそうなものなので、こだわりを感じる
- 見た目は豪華だが、ゲームのルールはいたってシンプル
- 各プレイヤーが 「発展」「探査」「生産」 など数あるアクションの中から 1 つを選んで実行していく
- 特徴的なのは 「手番のプレイヤー以外も、そのアクションの恩恵を受けられる」 という点
- 例えば技術カードを購入する「発展」アクションを誰かが選んだら、他のプレイヤーも購入を行うことができる
- (アクションを選んだ本人は、1 金安く買えるボーナスが付く)
- これにより 「あの人はあれを選びそうだから便乗するか…」 などと考える相互作用が働く
- また、他の人の手番に暇をしなくて済む
- ちなみにこのような、各ラウンドに行われるアクションがプレイヤーの選択により変わるゲームメカニクスは ヴァリアブル・フェイズ・オーダー と呼ばれるらしい。かっこいい
ito
- ザ・マインド をもっと普通な感じにしたらこうなるよな… という作品
- 手札から数字のカードを小さい順になるように場に出していく会話系協力ゲーム
- その際に自分の数字を口に出してはいけないが、代わりに テーマに沿った内容で自分の数字を表現 できる
- 例えばテーマが 「便利なもの」 だったら、10 などの小さい数字を 「穴の空いた袋」 などと表現し、 90 などの大きい数字を 「未来の家事ロボット」 などと表現して、自分の数字を察してもらう
- もともとザ・マインドをこうしたヴァリアントルールで遊んでいた人もいたようだが、それがちゃんとした製品版で遊べる感じ
- イラストは 326 さんが担当していて、カードにはカラフルで賑やかなイラストが描かれている
- 誰でもできて盛り上がるので、カジュアルに人を選ばず遊べるゲーム
ベルラッティ (Belratti)
- 協力型の会話系連想ゲーム
- 色々な絵が描かれた絵画カードが 168 枚も入っている
- 贋作画家ベルラッティ(NPC)の贋作を見抜いて、本物の画家(プレイヤー)の絵がどれかを当てる
- プレイヤーは 画家役 と 鑑定士役 に分かれる(役はラウンドごとに回っていく)
- 場に 2 枚出した絵画カードをテーマとし、画家役の人にテーマに合った絵を手札から選んで何枚か出してもらう
- 手札は画家全員で 18 枚程度しかないので、テーマに合ったカードを選ぶのは意外と難しい
- そこにランダムな 4 枚 (これがベルラッティの贋作) が紛れ込み、その中から画家が選んだカードを鑑定士役が推理する
- 自分はもともと人の気持ちを汲み取るような会話系連想ゲームが好きなのだが、これもなかなか気に入った
- 絵画カードはボールやバラなど単品が描かれたシンプルなものだったが、 これを ディクシット のような複雑な絵柄のカードでやっても面白そうだなーと思った
ワードスナイパー
- 言葉系カジュアルゲーム
- 場に出た文字から始まる、テーマに合った言葉を早いもの勝ちで言う、というわかりやすいゲーム
- 例えば上図なら 「そ」 か 「ぱ行」 で始まる四字熟語を答える。「創意工夫」など
- ぱ行で始まる四字熟語があったら誰か教えてほしい
- 老若男女で遊べる系
- ちなみに 「場にあるカードだけで言葉を作る」 という高難易度ルールもやってみたが、
これはさすがに難しかった(笑
カルカソンヌ
- 昔からある有名どころの定番系。久しぶりにプレイ
- 手番に引いたタイルを配置して道や都市をつなげ、有限個のコマを配置して得点を獲得していくゲーム
- ルールも覚えることが少なく、嫌がらせしあう相互作用が盛り上がり、タイルが置かれてマップが出来上がっていく様は見ていて楽しい
- よく出来ているゲームだな、と改めて実感
- 得点の獲得には必ずコマが必要になるのだが、得点は都度計算で、得点を処理したコマは盤上から取り除かれるため、
未処理の得点が視覚化されていてわかりやすい
- このあたりも優れた UI デザインだなと思う
ファフニル (fafnir)
- オインクゲームズの新作。ちょっと変わった競りゲーム
- 個人的には、 わりと頭脳派の渋いゲーム だと思う。一言で説明しにくい感じ
- 場にある宝石をかけて自分の宝石をせーので出す。出した宝石の数が一番多い人が勝って、場の宝石をもらえる
- …のだが、勝った人は出した宝石を捨てなければいけない
- 捨てられた宝石は場に可視化されていく
- 最終的に 「みんなが多く持っていた宝石」 が価値を持ち、それ以外はマイナス点になってしまう
- 場にはどの色が多いのか、みんなが何を捨てようとしているか? を推理したり、 競りに出す色でその推理を誘導したり… といったゲームなのかな
- 一度プレイしただけでは、自分には 「ちょっと難解なゲームかな?」 と感じられた
- なんかライアーゲームとかに出てきそうなので、そういうのが好きな人は好きかも
- しかしながら毎度、オインクゲームズの作品は小箱ながらデザインが秀逸
- ただ、緑と水色が若干見分けづらいのはちょっと気になった
- (宝石はついたての裏に隠して影になるので尚更)
- 個人的には、オインクゲームズが大型の豪華なゲームを作ったらどうなるのか、というのも見てみたい
おわりに
今回も色々と新しいゲームを遊べた。 ボドゲーマーは新作を試したがるので、ボードゲームを持ち寄って遊ぶ会を開くと、たくさんの新作に出会えるのが楽しい。 これからもやっていきたい。
今回プレイしたゲームまとめ: